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大鳥ダム

集中豪雨以来ピタリと流下が無かったワカサギ、ぽっぽっですが流下が始まりました。放水の水の色は相変わらず濁り水(イエローグリーン)が出てトップウォーターでの釣果は期待出来そうもありませんが、8/7日地元フライマン放水時にストリーマー流し込んだら1回当たりがあったとの報告が有りました。もう少し透明度が増して来れば今期チャンスが有るかも、、、
※ 8月一杯はアブ対策が必要です。

  超大型化する大鳥ダムイワナの謎

NO 1
文 ドクター
昨年5月大鳥ダムで釣上げた51cmのイワナ1年間水槽で飼育したら何と63cmに年に12cmも成長するイワナの遺伝子永遠に残したいですね。
 私達「とんじろ」のメンバーがホームグラウンドとする大鳥ダムとその前後の奥只見ダム、田子倉ダムに棲息するイワナは本州のイワナとしては最大級のサイズを誇り、過去に60cmオーバーは多数、最大では80cmオーバーの記録もなされている。一般の沢イワナでは30cm前半が最大とみられ、下流部や大川のイワナで稀に40cmクラスが釣れるのが渓流釣りの常識であるから、この阿賀野川上流域のダムのイワナの巨大性は群を抜いていると言って過言ではなかろう。
 渓流のイワナがダムによって巨大化する現象は中国地方のゴギや北陸のダム湖、庄内地方の八久和川など各地で知られているが、ダムの構造上、竿の入りにくい所が多く、せいぜい、遡上した魚が魚止めの滝で釣られることでその巨大性が知られる程度である。サイズ的にも40cm程度が多く、岩手県の御所湖のアメマス系の陸封イワナでの50cmクラスなどかなり大きい方であろう。一方、北海道の海から遡上する降海型アメマスでは晩秋と早春60〜70cmクラスが十数本という、内地では絶対あり得ない釣果を得られることがある。またダムやえん堤で陸封された止水のアメマスでも豊富なウグイやワカサギを多食して60cmクラスを産出することがあるといわれる。私も北海道ではイトウ釣りの外道で65cm位のアメマスを釣っているが、その魚体は体高が低く、細長くて、おとなしい外観をしていたためか、あまり印象は強くない。アメマスとイワナは同種で、地域変異と見る学説もあることから、私のイワナのトロフィーはこの65cmと言えないこともないが、私にとって大イワナは奥只見で釣らないと意味がないという程のこだわりがあるのである。つづく